2007-04-22 13:20:12
・四回目、クリスマス遍路一日目 [ 四回目 ]
松山観光港に到着。六時頃まで寝ていようと思っていたが
ターミナルが新しくなった為、朝の船内休息は出来なくなっていた。
朝の五時に船を下りる、とりあえず高浜駅に走る。
照明の消えた駅前には釣りに行くのか、島に渡るフェリー待ちの
車が並んでいる。このまま自走するか悩んでいたら
電気が点いた、始発五時五十分の電車で久米駅に向かう。
この駅から乗るのは一人だった。自転車は小荷物料金が
いるとのことで駅員さんに二百七十円払う。
(黒潮鉄道は取らなかったのに)
まだ外は夜、何処の電車も始発電車特有の雰囲気は同じだ。
市場に行く叔母ちゃん、松山駅には朝帰りの若者や同年代の
中年予備軍が帰りの電車を待っている。
(明日は日曜日、ましてクリスマスが近い)
夜が明け始めた久米駅前の国道には、四十九番のお参りなのか
観光バスが停まっている。ここから前回区切った浄瑠璃寺に向かう。
(八坂寺にも行ったのだがばちがあたったので浄瑠璃寺よりスタート)
八坂寺を過ぎたところでフル装備の二人のご年配遍路を抜く。
四十八番手前で野宿遍路を抜く、朝から三人も歩きの人を見たが
この後、歩きの遍路はあまり見かけなかった。
(遍路道を通ってないからかも)
四十九、五十と調子よく打つ、そして八十八カ所のうちで
唯一行ったことのある(二十年以上まえに)石手寺へ。
もっと広い印象があったのだが思ったより狭かった。
日曜日とあって今までの寺の中で一番にぎやかだ。
お堂が沢山あってどれが本堂でどれが大師堂か分からない。
一回りして確認してお参りした。ここの遍路用品店でワゲサを購入、
初めて遍路アイテムを身に着ける。寺前でうどんを食べてスタート。
(今回全ての食事がうどんだった)
道後に来たので寄り道して本館で温泉に入る。
商店街を越えたところで遍路を発見、
何と四十八番手前で抜いた歩き遍路だ。温泉入って二階で
お菓子を食べていた間に抜かれていた。(凄く速い)
次の五十二番は観光港の方に行ってしまい山越えの
遍路道を行く事に、自転車を置いてミカン畑の中を登り、
熊の出そうな笹の間を進んだ。どうも人が最近歩いた形跡がない。
今この道を歩く人は居ないんだろう。往復を済ませ景色の良い
海を見ながら遠回りの道を行く、釣り人が沢山いる。
岬を回った所で向かい風が強く前に進めない、一番軽いギヤで
ゆっくり進む。時折堤防に当たった波しぶきがしょっぱい。
そのうえ五十三番に行く道が分からなくなった。
線路伝いに和気の駅を探してたどり着く。
時間のロス、今日中に今治に行きたいのに。
196号線をひたすら漕ぐが調子が出ない、ママチャリの
お兄さんに抜かれる。しばらくその後を同じペースで走る。
(ペースメーカーになって貰い有難う)
海が終わった位で日が暮れ真っ暗になった。
工場の時計は五時半、流石冬至が近いだけある。
(実はこの日冬至だった)
横を電車が通り過ぎる、いつものように宿は取ってない。
「次の駅から輪行しよう」今治まで行けばホテルがあるだろう。
しかしなかなか駅を見つけられず大西の駅まで来てしまった。
駅の前にビジネスホテルがあったのでとりあえず行ってみると
食事はもう無理だが泊まれるとのこと。食事を近くのうどん屋で食べ、
風呂に入りテレビをつけっ放しで寝てしまった。
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