2007-04-22 12:48:22
・初回、二日目 [ 初回 ]
朝、食堂に降りて行くと同宿の人達はもう食事をしている。
そそくさと食事をすませると出発。朝の車のあまり走って無い道を、
同宿の歩きの人達を挨拶しながら抜いて行く。
六番の境内にはもう何人かの人がお参りをしている。
ちょうど宿坊の団体さんがバスで出発して行った。
六、七、八、九、十、と順調に回る十番を打って、下り坂を
遍路マークに沿って走るがなぜかここで涙が出そうになる。
別に悲しい訳でもないのに、涙腺がゆるむ。
信号待ちの間に後ろから来た自転車遍路の人に、
気づかれないように汗を拭く振りをして涙を拭いた。
そしてここで遍路マークを見失う。
ましてや道がゆるやかにカーブしていて方向まで見失う。
頭の中で渡っていない吉野川を渡っていると思い込んでしまう。
後で思うと解るのだがそのときはなぜか解らない。
吉野川の堤防で犬の散歩をしている人に道を聞き、
初めて川を渡って無いことに気づく。
(こんなでかい川、何で渡ったと思ったのか)
トラクターの後に付いて洪水の時、水に沈む橋を渡り中洲へ。
洪水の時、中洲の畑はどうなるのだろうと考えながら
向こう岸に向かう。川を渡り遍路マークをまた見失う。
遠回りをして十一番到着。日曜日だけあってお参りの人が多い。
歩きの人はこの寺から遍路ころがしに突入するのだが、今朝、
宿の人に自転車でいけるか聞いたところ峠を行けと一括された。
焼山寺には峠コースと町まで降りる遠回りコースがあるが、
最初峠越えをしようとするが水分を買い忘れていることに気づき、
自動販売機を探しながら一キロぐらい進んでしまった。
ペットボトル二本買って一本を一気に飲み干す。
戻るのがめんどくさくなったのでそのまま町へと走る。
後で考えるとこれが正解だったようだ。
町まで下り、トンネル経由で今度は鮎喰川沿いの緩い登りを走る。
青く光った水面は底まで透けて見える。
河岸でバーベキューをしている人がいる。(うらやましい)
緩く上り下りする道を、時には自転車を押してゆっくり進む。
小学校では運動会があっている。
時折、歩きのお遍路さんとすれ違う。逆向から進んでいることを実感。
登り口のスーパーでパンを買い自転車を押しながら食べていると
外人五人組のチャリダーが『こんにちわ』と言いながら次々に
すごいスピードで降りて行った。最後の女性チャリダーだけは
そんな余裕は無かったようだ。
車道をひたすら自転車を押す押す押す。とても乗れない。
車が何台も抜いて行くその度に排気ガスの硫黄臭さが林の中に残る。
温泉好きで硫黄の匂いには嫌いではないがこれはいただけない。
少し行っては休みまたまた進む、息があがり深呼吸する。
(空気が澄んでいる、これが公害の町だったら、、、、)そして登る。
やっとの思いで商人と弘法さんが出会った所(本当に名前を覚えない)
に着いた。ここに自転車を置いて遍路道を歩く事にする。
足がぱんぱんでうまく進めない、ゆっくりゆっくり上がって行く。
初めての本格的遍路道なのにそれを楽しむ余裕が無い。
しばらく歩くとだんだん足がなれてきた、やがて寺の屋根が見えた。
駄目押しの階段を登って寺の中に入る。
焼山寺は道中ばかり思い出されて寺の様子を思い出せない。
工事中の建物があった事だけ覚えている。
納経を終わらせて下山を始める。すでに四時半を回っている。
二時間近くかけて登って来た道を十分足らずで降りる。
鮎喰川沿いを十三番方面に走る途中にある道の駅で、
宿の情報を得ようと立ち寄るが案内所に人がいない。
仕方なくまた下る。やがて日が暮れて辺が暗くなってきた。
ライトを取り付けようとしたが取り付けネジを溝の穴に落とす。
仕方なくライトを手に持って誰もいない道を走る。
まだ7時前だとゆうのにもう真っ暗だ、だんだん焦りが出てくる。
いざとゆう時は徳島市街まで走ればと思っていたところ、
幾らか町に出た所で”プチペンションやすらぎ”の看板を見つける。
早速電話をと携帯電話を,,市外局番がない、
結局直接行って見ることに。行く途中この黄色の建物は確認していた。
入り口の電気は消えていた厨房側に電気が着いていたので裏口から中へ。
どこから入ってきたのと驚かれる。運よく今日の宿になった。
その上、こんな時間なので諦めていた食事も作ってくれた。
他にも遍路の人が何人か泊っているらしい。
ここで嬉かったのは羽布団とロビーのマッサージ椅子。
テレビを見ながら寝てしまう。
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